鉛筆素描デッサン:イカの描き方 by 東俊達先生(AZUMAs式デッサン)

作者 東俊達先生

使用した画材は鉛筆6B、2B、2H、練り消しゴムです。

生徒からも「描いていて楽しい」という声がたくさんあり、良かったです。ぬめっとしたウェット感や透明感の表現を学ぶ上でも、とても良いモチーフになったと思います。「美味しそう」と言いながら描いていた生徒が意外と多かったことには、少しびっくりしました(笑)。私はというと、「美味しそう」というよりは、「かっこいい!」と思いながら描いていました。同じモチーフでも、感じ方や捉え方がそれぞれ違うのも面白いですね。

絵を描く上でどこを描くと良い表現になるかを考えながら描くのはとても大切です。今回はイカのハイライトがポイントですね。そのためにハイライト以外は暗くしていきます。

塗り方が意外と多くの人がわかっていなかったので、繊細な塗り方を実演しました。

イカの脚の形は完全に取らなくても面で塗りながら表現することもできます。

イカの吸盤も消しゴムを使いなら描いていきます。ハイライトの形、位置、量のバランス大切ですね。

授業中に「まだ上手く描けていない絵を先生に見られたくない」「描いているところを見られると緊張する」という人もいるかもしれません。でも、そこはあまり心配しなくて大丈夫です。私はこれまで本当にたくさんの絵を見てきましたが、その人がその時点で描いた絵の上手さだけで、その人の能力や才能を判断することはありません。最初から上手く描けないのは当たり前だからです。上達するスピードには多少の個人差があるかもしれませんが、正しく取り組み続ければ、上達していきます。むしろ、授業中に皆さんが絵を描いているところを見ることには、とても大きな意味があります。完成した絵だけでは分からないことも、描いている過程を見ることで分かることがあります。例えば、線の引き方や形の捉え方、観察の仕方などを見ることで、その人自身の「描き方の癖」や、今後改善したほうが良い部分を見つけることができます。ですから、「下手だから見られたくない」と思う必要はありません。分からないところ、不安なところ、どうすればいいのか迷っているところがあれば、授業中は遠慮せずにどんどん質問・相談してください。先生に絵を見せることは、評価されるためだけではなく、今の自分の描き方を知り、より上達するためのものです。

AZUMAs美術学院 

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