鉛筆素描デッサン:石膏像の描き方 by 東俊達先生(AZUMAs式デッサン)

作者 東俊達先生

使用した画材は鉛筆6B、2B、2H、練り消しゴムです。

今回制作した石膏像は、美大受験生や社会人の方々が、立体感・量感・質感・空気感など、絵を描く上で必要な要素を学べるように教材として制作しました。難易度はかなり高いと思いますが、一つひとつの構造に対して、明暗理論を正しく描いています。

直線で大まかな形をとっていきます。デッサンが上手くなってきて、慣れてくると形を取るといった作業はとても容易に感じられると思います。

大体の明暗差を全体的につけていくと、凹みや立体感、バルールを合わせやすいです。注:バルールが合っている:明暗のバランスが取れていて、描かれたモチーフの立体感、前後の距離感、光の加減に不自然がなく、実物を見ているような説得力や心地よさがある状態。

グラデーションの繊細な変化を意識して繊細な凹凸を描写していきます。

背景を濃くすることで白い石膏像を表現します。デッサンする時は塗り絵をするようにならないように彫刻を彫るようなイメージで描くと良いです。絵を描く時は一部だけを見ず、全体を見てバルールを合わせることが重要です。稜線付近は明暗差を強くすると立体感が出ます。注:稜線(りょうせん):面と面の境界線。立体のエッジ部分。明暗境界線。

細部の繊細な変化の描写は経験がかなり影響すると思いますが、これまでの絵と向き合う時間が長ければ長いほど高まっていくと感じていますし、私自身日々発見と成長もあります。永遠に探求し終わらないからこそ芸術は面白く感じますね。

作品は教材として教室に展示していますので、ぜひ近くでじっくり観察し、学んでみてください。原画を実際に観察し、描き方を真似してみることは、上達への近道です。

より高いデッサン力を身につけるためには、細部へのこだわりも非常に重要になってきます。作品は、すべて「奇跡的な描写」の連続と、その集合体として制作する必要があります。一手一手に魂を込め、洗練させていくことで、質の高い、深みのある作品が生まれます。すべての一手に意味があり、そして芸術的であるべきだと考えています。

AZUMAs美術学院 

《絵画教室 大阪/兵庫(神戸)/京都/新潟/東京 水彩画/デッサン教室 美大受験予備校 社会人/子ども絵画教室》

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