鉛筆素描デッサン:猫と布の描き方 by 東俊達先生(AZUMAs式デッサン)

作者 東俊達先生

使用した画材は鉛筆6B、2B、2H、練り消しゴムです。

白い子猫が白い布に包まれ、幸せそうに眠っている様子を描きました。子猫も布もどちらも柔らかいものですが、それぞれの質感には多少の違いがあります。ただ「柔らかい」だけではなく、それぞれの特徴を持った「柔らかさ」を表現することがポイントになります。

今回は明暗差がそれほど大きくないため、印象画法寄りの描き方で進めました。まずは直線を使って、大まかな位置関係を捉えていきます。

全体のバランスを確認しながら、明暗差や固有色の違いを出していきます。

最初は、白と黒の二色の世界に大きく分けて考えると、頭の中で整理しやすくなります。

猫の顔を描き込んでいきます。

布の繊細な明暗の変化を描写していきます。

モチーフの繊細な表情を捉えて描写する、自然派主義の描き方が好きです。柔らかさを表現するときに、とにかく柔らかく描けばよいというわけではありません。強調するときも、とにかく強調すればよいというわけではありません。必ず程よいバランスが存在していて、その自然なバランスを保ちながら描くことが大切です。

今回の構図は「放射状」になっています。猫を中心として、周囲の布のシワが中心から外側へ広がるように配置されています。そのため、画面を見る人の視線が自然と猫へ集まります。また、布を画面いっぱいに描いているため、猫だけを見ているというよりも、「猫がいる場所に入り込んでいる」ような感覚が生まれ、作品への没入感につながっています。ここ数日は、この作品のおかげで、描いている時間や過程そのものを楽しむことができました。

AZUMAs美術学院 

《絵画教室 大阪/兵庫(神戸)/京都/新潟/東京 水彩画/デッサン教室 美大受験予備校 社会人/子ども絵画教室》

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