鉛筆デッサン:りんごの描き方 by AZUMAs美術学院

作者 東俊達先生

使用した画材は鉛筆6B、2B、練り消しゴム、ティッシュです。

りんごデッサンからタッチ、立体感、質感、反射、明度の段階、ポリゴン思考、実と虚など多くのことを学ぶことができます。そして、りんごデッサンを完璧にマスターすることはデッサンの半分以上マスターしたといっても過言ではないほど重要です。

りんごは正円ではなく絶妙な形になっているので、構造を理解しながら慎重に直線で形をとっていきます。

明暗境界線は立体感を表現する上でとても大切です。明暗境界線に沿ったタッチでぼかしていく必要があります。タッチの方向は適当ではなく、そのモチーフの構造に合わせて洗練した線で描きましょう。

今回のりんごは赤くしっかりと色がついているのでハイライト以外は暗くする必要があります。明部を暗くすると暗部との差がなくなるのでまた、暗部は思いっきり暗くしましょう。

ティッシュを所々使い艶感を出していきましょう。りんごは球体に近い形をしているので周りは反射の影響が強く出ます。そのため縁を濃くするのではなく、薄くするのがポイントです。

りんごの表面のつぶつぶや傷、布のタッチなど細部を描いていきます。背景を少し描くのはりんごのハイライトや布の白い部分との明度差をつけるためです。

この作品は何度も模写をしてできるだけそっくりになるように練習することをおすすめしています。自分では自分の作品の足りないところを気づかないことがよくあります。授業内やLINE添削で先生のアドバイスを取り入れ作品をより良いものに仕上げていきましょう!

AZUMAs美術学院 

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