はじめてのデッサン:りんごの描き方 by AZUMAs美術学院

作者 東俊達先生

みなさん鉛筆デッサンで「りんご」を描いたことはありますか。

りんごの課題は絵画教室や美大受験予備校では最初の方の課題ですね。最初のうちに出てきますが、一つのりんごに、絵を描く上で大切な多くの要素が詰まっているので、簡単ではありません。しかし、技術と知識があれば必ず誰でも上手に描けるようになりますので、教室で挑戦してみましょう!

使用した画材は鉛筆2B、2H(薄い色であれば良い)、練り消しゴム、ティッシュです。

まず初めに、直線でできるだけ少ない手数で描いていきます。形を取る時、細部から描いていくと全体のバランスがズレてしまうので、最初に大まかな全体の形を取り、その後に細部を描いていきます。形を取る時は明暗境界線や、落影の位置も描き、ポリゴン画法で分析しましょう。

最初は暗部から描いていきます。暗部と明部の明度差が光を表現するのに役立つので、明部は最初はほとんど描きません。立体感を出すために1番大切なメインの明暗境界線を濃くしていきましょう。

りんごの柄や背景、落影を濃くして部位の明度差をつけていきます。

明暗境界線をぼかしていきます。明暗境界線を綺麗にぼかすことが立体感を表現するために1番大切です。

りんごの形状を意識して徐々に細部を描いていきます。ポリゴン画法の考え方や構造を理解していく必要があります。明部の部分は2Hの鉛筆でタッチや描く方向を意識して描いていきます。ティッシュでぼかすところや細部のタッチ、面と点と線の割合、実と虚など意識しながら全体のバランスを整えていき完成です。


AZUMAs美術学院 

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