鉛筆デッサン:卓上静物デッサンの描き方 by AZUMAs美術学院(上野先生)

作者 上野先生

美大受験では、卓上デッサンが頻出課題のひとつです。モチーフを丁寧に観察し、構図・明度計画・質感・パース・明暗など、多くの要素に注意を払う必要があります。一つひとつのポイントを意識しながら、授業の中で着実に習得していきましょう。

上野先生

今回はステンレスのボウルやペットボトルなど、「光を通す・返す」モチーフを選んでいます。光による反映の違いを描き分ける感覚を理解するために描きました。私は普段の素描ではよく光・影を抽出したものを描きます。デッサンでも、モチーフを単体ごとで紐解くより周囲の光・影・空間との関係で捉えることが重要だったりします。まずはそれぞれの描き方を軸に、たまには目の前に置かれたモチーフが、どんな色や形をしているかより、何が投映されているかに注目してみるのもいいかも知れません。

AZUMAs美術学院では、講師陣の人柄や生徒の皆さんに分かりやすく伝える力をとても大切にしています。そしてそれ以上に重視しているのが、講師自身の確かな画力です。私たちは、「絵がそこそこ上手くて教えるのが上手い人」というのは実際には存在しないと考えています。なぜなら、講師自身が本当に高いレベルまで上達しているからこそ、上手くなるための道筋を明確に理解し、その経験を通して生徒の皆さんに本質的な指導ができるからです。また、私たちは何よりも「絵は才能ではなく、努力と訓練で必ず上達できるもの」だと確信しています。正しい方向で学び続ければ、誰でも講師陣に近いレベルに到達することができます。一歩ずつ、一緒に頑張っていきましょう!

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