鉛筆デッサン:人物画の描き方 by 東俊達先生(AZUMAs式デッサン)

作者 東俊達先生

使用した画材は鉛筆6B、2B、2H、練り消しゴムです。

2時間ほど生徒さんたちと一緒に楽しく描くことができました。やはり一人で描くよりも、みんなで描く方が筆が進みやすく、より大きな楽しさを感じられる気がします。

面で物体を捉え、簡略化して形をとっていきます。

もう鼻を描いちゃう。最初は鼻の穴を濃くしていきました。鼻の穴の暗さも明暗理論や形を考慮してグラデーションで描く必要があります。

唇も面で捉えると立体感がわかりやすいです。絵画芸術は、理論的に捉える理性と、タッチや雰囲気・内面を表現する感性の両方を合わせて表現することで、さらに深みが増します。

全体がおおよそ描けた後に、細部を描き込んでいきます。徐々に作品に深みが増していくこの頃から、楽しさも倍増していきます。

タッチの方向、塗り方、構図、形、明暗差、実と虚など、絵を描く上で考えることはたくさんあります。それはトライアンドエラーを重ねたり、先生の作品や生徒たちの絵を見て学んだり、実際にアドバイスを受けて自分の引き出しを増やしていくことで、より良い作品が制作できるようになります。

〜絵を描くと頭が良くなる?〜

絵を描くメリットは、絵が実際に上手くなるだけでなく、地頭を良くしてくれる点にもあると感じています。私自身、絵を描いてきたことで頭が良くなったように思います。勉強はそこまでしていませんが、高校も県内で最も偏差値が高い学校に合格しました。また、言語習得もとても簡単に感じました。これは、東大生にピアノを習っている人が多いのと同様に、絵画を学ぶことと地頭の良さとの間に相関関係があるのではないかと思っています。つまり、絵が上手くなるだけでなく、頭も良くなるというメリットがあると考えると、絵を描く価値はさらに高いはずです。

文•絵 東俊達

AZUMAs美術学院 

《絵画教室 大阪/兵庫(神戸)/京都/新潟/東京 水彩画/デッサン教室 美大受験予備校 社会人/子ども絵画教室》

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