作者 東俊達先生
今回の紙袋の課題はとても難易度が高かったですね。ポリゴン画法がふんだんに使われています。最初は不安があるとは思いますが、必ず最後は良くなることを知っていれば乗り越えられると思います。後半になっていくにつれて凹凸感が出てくるのはとても楽しかったです。
形は後で消して直したりするよりは、最初から慎重に正確に取っていったほうが効率も良いですし、モチベーションを高く保つことができます。また、今回のシワには優先順位があり、メインのシワ、サブのシワ、さらに細かいシワなど緩急を付けることがポイントになります。
早い段階から背景を描いていき、明部を浮き立たせていきます。
1番暗いところを思いっきり暗くしていきましょう。明暗差が出るとより立体感が出ます。みなさんの作品はとても上手に描けていますが、明暗差が弱いことが多いですね。
細部のシワにこだわるときも、全体の明度バランスを考える必要があります。描いているときはパズルを攻略しているようなペインティングハイの状態で、とても熱中できました。自分の限界値はどんどん上がっていきます。その限界値を上げていけばいくほど深みのある作品が描けます。今まで見えなかった世界を絵画を学ぶことを通して見えるようになっていく感覚はとても爽快だと思います。
AZUMAs美術学院
《絵画教室 大阪/兵庫(神戸)/京都/新潟/東京 水彩画/デッサン教室 美大受験予備校 社会人/子ども絵画教室》